うねび内科Blog

「在宅支援診療所」として考えていること

当院は、4年前から「在宅支援診療所」として医療提供しています。

在宅支援診療所は、午前と夕方の診察の間の時間に、

寝たきりなどの患者さんの自宅に往診や定期的に訪問診療を行います。

また、人生の最期まで自宅で過ごせるように、

自宅で患者さんが亡くなると看取りも行います。

毎年数名の方の死亡診断書も書きました。

患者さんの中には、家族と疎遠になっている方もおられ、

東京にいる親族の方に連絡して、

亡くなる前に再会のセッティングをしたこともありました。


医療だけでなく、

介護、訪問看護を提供する”あすならホーム畝傍”さんの協力も得て、

より良い最期を提供できることを願い、支援しています。


4年前に「在宅支援診療所」となるときに、

院内に掲示した文章が下記のものになります。

ご一読ください。

《患者さまにお知らせ》

当院は平成20年に開院し平成30年4月から在宅支援診療所としてスタッフ一同とともに頑張っていこうと考えています。

開院当初から通院いただいていた方も10年の歳を重ねられました。

高齢等の理由で通院が困難になっておられる方も見受けられます。

往診や在宅医療等の希望がある方は、診察時に相談頂ければ、できる限りのことをさせて頂きたいと考えています。

入院が必要なときに連携した病院を案内したり、自宅で訪問看護を受けて頂けるようにしています。

地域におけるかかりつけ医機能として、健康診断の結果等の健康管理に係る相談、健康・福祉サービスに関する相談及び夜間・休日の問い合わせも転送電話での対応も行っています。

また、介護の相談も診察時間外にゆっくりお話しを聞かせていただくこともできますので、必要がある方はどうぞ申し出ていただきますようお願いします。