うねび内科Blog

徒然なるままに、院長木村がブログをつづっています。日々感じること、季節のこと、プライベートのことなどもいろいろお話しています。普段の診察ではなかなかゆっくりとお話することができない患者様とのコミュニケーションの場と考えています。もちろん、医療のこと、クリニックのこともお話しています。

ブログ一覧

麻疹(はしか)に関するお知らせとお願い

News & Topicsでもお知らせしていますが、

奈良県内で、今年2例目になる麻疹(はしか)患者さんが発生しました。

感染すると、約10日ほどで発熱や咳、鼻水など風邪のような症状があらわれます。

その後、高熱、発疹が出現します。

麻疹は感染力が強く、手洗いやマスクでは完全に予防は難しいとされています。

今年になり、全国で30人以上が報告されています。

麻疹感染を疑う場合は、他の患者さんへの感染防止の観点から、

事前にクリニックに電話いただくようにお願いします。

今度は吐き気どめ

3月21日のブログで、胃腸炎の流行について書きました。

記事はこちら→ >>「ご無沙汰になりました」

そのため、今度は吐き気どめの薬の流通が不足し始めたようです。


1月25日のブログでは、咳止め不足の話を書いたところですが、

記事はこちら→ >>「そして、ついに…」

咳止めの薬の次は、吐き気どめです。

今までこんな事は無かったのですが、

変な国になってきました。。。

夕陽と夕陽

今日も良いお天気でした。

最近は暖かく、桜の開花も進み春を感じます。

気持ちのいい季節ですが、鼻の中に気持ちいいとは言い難い花粉が飛び交い、

クリニックにも、花粉症の薬を取りに来られる患者さんも増えています。

僕も花粉症があるので、毎朝薬を飲んでいます。

今日も薬を飲んで、裏庭の春の雑草の芽を取っていました。

一枚目の写真は、うちの家の裏山に沈んでいく夕陽です。

それから早い晩御飯を食べて、今日は18時から24時まで、

橿原休日夜間応急診療所の当番なので、

保健センターへ車で向かいました。

2枚目の写真は畝傍山の向こうに沈んでいく夕陽です。

今日は老人ホームで訪問診療をしている患者さんの入院があったり、

草引きをしたりオンとオフが入り混じる一日を過ごしています。


写真は2枚とも花粉で霞んでいます。

来週火曜日からは、大量の黄砂が飛んでくるようです。

皆さん、マスクの準備をしておきましょう。

ご無沙汰になりました

春分の日、昨日はいい天気で気持ちのいい1日でした。

最近はクリニックも落ち着いてきましたが、

胃腸炎の流行で嘔吐、下痢などの消化器症状の方が多く来院されています。

お腹がしんどい子供さんも増えて、

吐き気止めを頑張って飲んでもらうようにしています。


そんな中、昨日は午前中10時から12時までWEB講習を受講しました。

高齢者で施設内で生活されている方に、

処方する際に参考になる話がたくさんありました。


施設では、介護スタッフが高齢者に服薬介助につくことが多い中で、

毎食後に服薬する薬剤よりも、

1日一回タイプで24時間効くタイプの方が、

薬を飲む高齢者も介護士にも負担がないというような話でした。


12時から13時には、アイブリーという会社の、

電話の自動案内の仕事の説明を聞きました。

ホテル業界が使用している電話の自動案内機の説明で、

クリニックで患者さんに便利なものがないか探してみました。


午後からは家の裏山で、春を感じつつ散歩に行きました。

早咲きの桜の蕾に出会うことができ、リフレッシュしてきました。

高額療養費負担増について思うこと

高額療養費の負担限度額引き上げを含む、

2025年度の政府予算案が3月4日衆議院を通過してしまいました。

ニュースでも連日報道されています。

患者団体からの負担増法案凍結の訴えも石破総理には届かなかった。。。


石破総理の国会答弁では、

「高額療養費制度を維持するためには、負担増も仕方ない」

というような内容といいます。

制度を維持する前に、

癌患者さんの受診控えで命が削られるような悲惨なことになるかもしれないことが、

国会議員の方には分からないのか、他人事なのか、

国の財政が厳しくとも、

今、この制度の予算を減らす必要はないと思います。


高額療法費制度の予算を減らす前に、他に減らすところがないのでしょうか。

患者団体、支援団体の悲痛な叫びを聞く政治であって欲しいと切に思います。


孔子の論語に、「食、兵、信」の言葉があります。

国を守るためには、兵、食糧、為政者への信頼が必要と孔子は言います。

しかし、どうしてもこのうちの一つを減らさなければならないときにどれを減らすか、

その時は、兵を減らすと。


しかし次にまたどうしても一つを減らさなければならなくなったら?

その時は、食を減らすと。

食がなくなっても困りますが、人と人との信用がなくなったら、

もはや国は成り立たないと。

孔子のこの言葉、石破総理もご存知だと思います。