うねび内科Blog

徒然なるままに、院長木村がブログをつづっています。日々感じること、季節のこと、プライベートのことなどもいろいろお話しています。普段の診察ではなかなかゆっくりとお話することができない患者様とのコミュニケーションの場と考えています。もちろん、医療のこと、クリニックのこともお話しています。

ブログ一覧

しっかり対策

先日のブログに害獣の話を書きました。

記事はこちら→ <<「日本が抱えるリスク」


シカやイノシシや熊などの害獣が人の居住地に近づいてくると、

動物にくっついたマダニも草むらに落ちてきます。

犬などのペットが草むらで散歩をすると、

ペットを介して人間へ、

最近は人間がマダニを介した感染症に罹ることが増えてきました。


7月28日のブログでマダニの話を書きましたが、

記事はこちら→ >>「マダニ その2」

今年は国内ですでに150人以上が

マダニを介した疾患にかかっているようです。


山などに行く際も長袖がおすすめです。

僕も草刈り作業をする時は長袖、長ズボンでしっかり対策しています。

日本が抱えるリスク

週末は、奈良県医師会が主催する感染対策の講習を受けました。

今回も奈良県立医科大学の笠原教授の講義でした。

コロナが始まった頃から、

発熱外来を行う際の感染対策の話を繰り返し聞いています。

2年前にコロナが5類感染症になり、

国の方針でマスク着用が緩和され、

発熱患者の診察形態も、

従来のインフルエンザの感染対策に近づいて来ました。


発熱患者さんと、一般診察の患者さんとの分離が基本ですが、

従来のような防護服を着た診察はなくなりました。


日本の問題が抱える問題はコロナ以外にも、

害獣問題があります。

5年前にコロナが増えて問題になったころから、

害獣の増加も問題になり始めていました。

昨今、クマが人間の領域に出没するニュースをよく聞きます。

奈良県でもクマが出没したとのことで他人事ではないです。

うちの近所には鹿やイノシシがやってくるので、

夜は気をつけています。

写真の一枚目は、5年前に害獣対策の必要性を訴えた本です。

二枚目は、うちの家から見えた裏山に出没した鹿です。

里山の中間分離帯の山側に野生動物、

市街地に人間が住むのが基本です。

クマも人間も感染症と同じく分離が基本でありたいものです。


コロナ対策は笠原教授から教えてもらっています。

害獣対策も学ぶことでリスク管理したいと思います。

先行きを憂う今日この頃

今週のはじめは、山の日でした。

毎年近くの山に日帰りで行っていますが今年は雨で、

読書の休日でした。


毎年山の日には、日本のいろいろな問題が山積みに感じられるのは、

僕だけでは無いかと思います。

以前も東京オリンピックのころに同じようなことをブログに書きました

記事はこちら→>>「山の日に思うこと」


いろいろな問題の中で、

「静かなる有事」とも言われる日本の人口減少問題があります。

少子高齢化問題として高齢者の増加に、

医療介護従事者の不足が心配された2025年問題がありました。

そして今年2025年となり、

3人に1人が高齢者となりました。


2040年には、高齢者数がピークになる見込みで、

その頃には全人口が1億1千万人ほどになり、

そのうち65歳以上の高齢者が35%以上に達し、

さらに後期高齢者である75歳以上の人口は、

20%までに上昇すると予測されています。


この2040年に僕も75歳の後期高齢者になります。

この頃の日本はどうなっているのか?


職業柄、医療介護に直接影響があるので、

少子高齢化問題の書籍をよく読んでいます。

一枚目の写真の3冊の本が数年前に読んだ本、

二枚目の写真の本がこの連休に読んだ本です。

本の帯に「閲覧注意」とありますが、

これから大変な時代になるという予想が書かれています。

また、今週は終戦の日もありました。

ニュースでは10代から20代の方に「8月15日は何の日か」を質問したところ、

終戦の日だと知らないと答えた方も多くて驚きました。

日本の先行きを憂う今日この頃です。

しんどいけど大事なこと

8月12日火曜日から8月15日金曜日まで、

夏季休診させていただいています。


当院ではすべてのスタッフに、

「グランソール奈良」で人間ドッグを受診して、

健康維持に努めてもらっています。

スタッフは今年も6月にドックでの健康診断を済ませていますが、

僕自身は、毎年8月のお盆休みを利用して人間ドックを受診します。


今年は大腸カメラ無しで内視鏡検査は胃カメラだけでした。

鼻からしてもらいましたが、やっぱりしんどい検査です。


昨年の大腸カメラの話は、昨年の8月16日のブログに書きました。

記事はこちら→ >>「お盆休み恒例の・・・」

このときもしんどかったです。


しんどい検査ですが、年1回検査を受けることで安心できます。

またこれで1年がんばって仕事ができます。

老いも若きも

日本高血圧学会からです。

高血圧の治療で血圧を下げる際の目標値について、

75歳以上で上の血圧と下の血圧をこれまでより10引下げ、

上130、下80未満に抑える新たな治療方針が出ました。


75歳以上の方の血圧を下げすぎると、

かえってふらついて危ないとされていました。

しかし、75歳以上も75歳未満も同じ目標値、

上130未満、下80未満に変更になりました。


老いも若きも130と80までにした方が、

脳卒中や心筋梗塞予防に効果があるようです。