うねび内科Blog
わかってもらいにくい症状
2024/05/29昨日のNHKのニュースの中で、天気痛の特集がありました。
皆さんは”天気痛”という言葉をご存知でしょうか?
もうすぐ梅雨の季節ですが、
雨の日や湿度の高い日に体調が悪かったり、
寒い日、暑い日にも体調がすぐれなかったりして、
気象による体調の変化は、誰でも経験すると思います。
雨の日などに頭痛がひどくなったり、
リウマチなどの神経痛がひどくなる気象病の中でも、
痛みを伴う症状を天気痛と言うそうです。
偏頭痛がある方は、
雨の日に影響を受けやすいといわれ、
偏頭痛の薬を取りにくる診察も増えることもあります。
なかなか経験しない人にはわかりにくいと思います。
同じように他人にわかってもらえにくい症状には、
僕の専門の呼吸器疾患では、
重度の肺気腫の方は、お風呂で湯に胸まで浸かると、
水圧で肺が圧迫されて息切れしたり、
シャンプーの後、
前かがみでシャワーをする時も息切れしたりもします。
クリニックには、高齢の患者さんもたくさん来られます。
お年寄りの方の神経痛、腰痛などの症状の訴えにも、
じっくりと話を聞いて、
痛みに共感して治療をしていきたいと思います。