うねび内科Blog

わかってもらいにくい症状

昨日のNHKのニュースの中で、天気痛の特集がありました。

皆さんは”天気痛”という言葉をご存知でしょうか?


もうすぐ梅雨の季節ですが、

雨の日や湿度の高い日に体調が悪かったり、

寒い日、暑い日にも体調がすぐれなかったりして、

気象による体調の変化は、誰でも経験すると思います。


雨の日などに頭痛がひどくなったり、

リウマチなどの神経痛がひどくなる気象病の中でも、

痛みを伴う症状を天気痛と言うそうです。


偏頭痛がある方は、

雨の日に影響を受けやすいといわれ、

偏頭痛の薬を取りにくる診察も増えることもあります。

なかなか経験しない人にはわかりにくいと思います。


同じように他人にわかってもらえにくい症状には、

僕の専門の呼吸器疾患では、

重度の肺気腫の方は、お風呂で湯に胸まで浸かると、

水圧で肺が圧迫されて息切れしたり、

シャンプーの後、

前かがみでシャワーをする時も息切れしたりもします。


クリニックには、高齢の患者さんもたくさん来られます。

お年寄りの方の神経痛、腰痛などの症状の訴えにも、

じっくりと話を聞いて、

痛みに共感して治療をしていきたいと思います。