うねび内科Blog

新型コロナウィルスの検査方法について

オミクロン株による全国の感染者数が急増しています。

新型コロナウィルス感染症の診断方法についての情報です。


当院ではコロナの検査を、

「抗原検査」、「PCR検査」、「NEAR法」の、

3通りを使い分けて行っています。

昨年からNEAR法を使うことが増えました。

(令和2年10月20日から厚労省から保険適応承認されています)


「抗原検査」は、インフルエンザの検査のように、

鼻腔に綿棒を入れて行うもので、

15分で結果がわかります。

「PCR検査」は、遺伝子検査で検体を検査会社へ委託する必要があり、

結果に1〜3日かかります。

同じ遺伝子検査の等温核酸増幅法(NEAR法=Nicking Enzyme Amplification Reaction)

という検査があります。

「NEAR法」は、PCR検査と同程度とされ、

しかも15分で院内で結果がわかります。

迅速性と正確性を兼ね備えています。


どの検査を行うかは、

症状や感染状況、患者さんの年齢などに応じて医師が判断して選択しています。


例えばPCR検査は結果に時間がかかりますが唾液でも検査できます。

NEAR法は、左右両方の鼻に綿棒を入れるので、

小さな子供さんは嫌がるかもしれません。


また、海外渡航の際の陰性証明には、

渡航先の国によってはPCR法が求められます等々です。