うねび内科Blog

徒然なるままに、院長木村がブログをつづっています。日々感じること、季節のこと、プライベートのことなどもいろいろお話しています。普段の診察ではなかなかゆっくりとお話することができない患者様とのコミュニケーションの場と考えています。もちろん、医療のこと、クリニックのこともお話しています。

ブログ一覧

うねび内科クリニックのスタッフ

当院は開院して12年経ち、1月から13年目に入りました。

開院準備前から手伝ってくれている医療スタッフがいます。

クリニックの建物ができてすぐでまだ、診察デスクも無い時から手伝ってくれています。

彼女は当時まだ、医療に詳しくなかったと記憶していますが、

その後の毎日の勉強ぶりがとても素晴らしくて、

今は、医療事務主任として頼りになる相談役でいてくれます。

神様のカルテ

先日、「神様のカルテ」というドラマが放送されていました。

何年か前に原作を読みましたが、その時のイメージ通りのドラマでした。

信州の美しい山々が所々に映し出されていて、

地方の地域の医師不足の病院の厳しさを描く傍らで、

医師と患者の心のつながりを濃厚に描いていて、

共感できるところも多い良いドラマでした。

原作を医師が書いているので、

現代の医療の問題を描くもので考えさせられる場面も多くありました。

絶景カフェ

和歌山県すさみ町に、「BUSH」という海の景色の絶景カフェがあります。

奈良からは片道3時間ほどかかります。


目の前の海には左右から波が繰り返し打ち合う珍しい景色、

「合掌波」あるいは、「夫婦波」と呼ばれているそうです。


朝、早く出発するとランチタイムに到着、

石窯で焼いた絶品のピザとコーヒーを食べながら、

カウンターから太平洋を眺めていると見飽きることなく時間が過ぎます。

本を読んだり、仕事のことを考えたり。。。

僕の至福の場所です。

もし医師にならなかったら…

もし僕が、今と違う職業を選べるならば、設計士・建築に関わる仕事を選びたいな。。。と思うことがあります。

一昨年、僕の好きな建築家フランク・ロイド・ライトの建築遺産が世界遺産に登録されました。

東京の帝国ホテル設計で知られています。

関西でも、芦屋市にあるヨドコウ迎賓館(旧山邑邸)がライトの建築設計によります。

二度ほど見学に行きました。

山の稜線上に建てられた地形を生かした設計です。

設計士という仕事は、住む人のライフプランに添って図面を描く、施主一家の人生の幸せを願ってプランを練る、

そういうところに興味があります。

医師の仕事も患者さん本人の希望に沿った医療を提供するという意味では設計士さんの仕事と共通点があるのかもしれません。

患者さんが一般的な治療を選択しなければ、さりげなく適切な方法を選べるように道案内しなければいけないし、

患者さんにとって最善のライフプランへ導く、そういう役割があるのだと思います。

例えば今、インフォームドコンセントで患者さんに治療を選ばせるようなこともあるのかもしれません。

患者さんにとっての最善へ導くためには病気の説明段階から主治医がうまく説明、治療できるようにしなければいけないと考えています。

医療でも終末医療では、患者さんの人生背景に沿ったものが必要だと考えて毎日訪問診療をしています。

今日は日曜日で、久しぶりにフランク・ロイド・ライトの本を読もうと思います。

春の訪れ

春が近いことを知らせる、奈良の修二会(お水取り)が始まりました。

この修二会は752年から現代に至るまでの約1200年間中断されることなく続けられてきたとされることから、

「不退の行法」とも呼ばれているそうです。

今年はコロナ禍でどうなるのかなと心配でしたが、

無事行われてよかったです。

春の訪れ…と言えば、

うねび内科クリニックではこの時期、春の入社前に必要な雇入時健康診断を受けに来られる方が増えます。

また、新しく医師、薬剤師、看護師になる前の健康診断の種類を持参される方もいます。

これから同じ医療従事者になろうとする方にエールを送りながら、

今日も診断書を書きました。

※画像はこちらのサイトからお借りしました

ワクチンについて

最近、患者さんから新型コロナウィルスワクチンについて聞かれることが多いです。

医療従事者の接種が終わったら、65歳以上の高齢者の方のワクチン接種が始まります。

うねび内科クリニックの所在地の橿原市でも準備が進められています。

アレルギーが心配な患者さんから「接種しても大丈夫ですか?」と質問されることも多いです。

かかりつけ医としては、接種を勧める場合もあれば、

アナフィラキシーの既往症があり見合わせるように説明することもあります。

橿原市では今のところ集団接種で大きな会場での接種になりますので、

事前にご自身のかかりつけ医に相談されることをお勧めします。

訪問診療

昨日は、午後から訪問診療の日でした。

今まで当クリニックに通院されていた方が、

高齢になって体力が衰えて通院できなくなると、

今度はかかりつけ医である僕の方からご自宅へ訪問して診察をしています。

平均で一ヶ月に2回、自宅で療養されている高齢の方のご自宅で、

体調や介護の状態を確認をするのでご家族の方々も安心してくれています。

今日は通常診療の間の時間に8人の患者さんの訪問をしました。

移動にも時間もかかるので、分刻みのスケジュールでしたが、

寝たきりのおばあちゃんは僕の訪問を楽しみにしてくれていて、

肩を揉んであげると喜んでくれました。

お元気なころから長いお付き合いをしているからこそ患者さんの体調の様子の変化に気づくこともあり、

地域医療として訪問診察は大事な仕事だと思っています。

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